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2015年6月23日火曜日

羽根木の家、80歳



環七のすぐ外側、下北沢からほど近い世田谷区羽根木にある「羽根木の家」。
建ったのは1935(昭和10)年だそうです。
初めて出会ったとき、そのしっかりした作りとからりとした空気に驚きました。
空襲に遭っているという話もあり、隣家が焼けて修繕した部分もあり、今風にそこそこ使いやすくもなっていますが、木の窓枠、幅の狭い桟の障子、床の間、欄間など懐かしい造りは健在。南面する広縁は一間あり、座敷は天井が高くて広々した印象です。
ここにいるだけで癒される、という人がたくさんいます。


庭には梅、杏、柚子、柿などの果樹、椿や山吹、すみれの花、金木犀やスダジイ、モチノキ、シマトネリコ、山椒などが勝手気ままに育っており、小さな畑も作りました。キアゲハ、クロアゲハ、アオスジアゲハが舞い、シジュウカラやオナガやメジロやスズメ、時に猛禽類のツミもやってきます。2015年春からはニホンミツバチも招き入れました。


……羽根木の家でのさまざまな企画は持続可能な社会の実現のための試みであり、羽根木の家が80年の時を超えて未来へ希望をつなぐ場となっているのだと実感できました。

そんな、非日常と日常が融け合う羽根木の家、でした……


【2018年4月追記】

2016年夏、羽根木の家の賃貸契約が終了、活動拠点を町田市に移しました。